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エアコンの選び方 前編

投稿者 : 二級建築士 鈴木雄奈

こんにちは。

注文住宅【つむぐ家】の鈴木です。

エアコンの交換を検討している際どのように商品を選んでいますか?

  • -お掃除機能や空気清浄機能があったりなかったり。
  • -AI内蔵で狙ったところを空調してくれる機能があったり。
  • -スマホで操作できるものがあったり。
  • -スタイリッシュなデザインや、カラーリングを変更できたり。

家電量販店さんでたくさんの機器を目の前にこうなってしまっている方も少なくないのでは?

各メーカーによる機能の違いや、見た目の違いで選ぶことも大切ですが、
大きさ いわゆる「●●畳用」はきちんと必要な能力に見合ったものを選定できていますか?
カタログや店頭のPOPに記載されている「●●畳用」という目安は
実は1964年に制定された基準をもとに表示されており、今も変わらずその基準を採用しています。
つまり、断熱や気密に対して意識があまりなかった時代
無断熱無気密住宅が当たり前だった頃の数値で
近年の断熱性能や気密性能が向上している住宅(主に新築住宅)において
素直に
設置する部屋の大きさ(畳数) = エアコン記載の畳数
としてしまうとオーバースペックとなる場合があります。

必要な能力よりも過剰な能力の機器を選定してしまうことで
初期投資(機器代金)、使用光熱費、機器への負担が増加してしまいます。

例えば
『30』のパワーが必要として、
『100』のパワーを持つ機械で『30%』の能力を発揮するよりも
『50』のパワーを持つ機械で『60%』の能力を発揮するほうが
メリットが多いということになります。
ですが、
『30』のパワーがあれば良いとしても『30』のパワーを持つ機械で『100%』の能力を発揮させると
寿命が早まってしまうので少し余裕のあるものを選定するよう注意が必要です。

では、賢いエアコンの選び方とは?
まず
エアコンを設置したい部屋 を 快適な室温にする際 に 必要なエネルギー(冷暖房能力)
を計算します。
算出された必要エネルギーをもとに
希望商品のカタログ等に記載された機器ごとの持ち合わせた能力(定格能力)と比較して
少し余裕のあるものを選定します。

冷房運転または暖房運転時に必要なエネルギーの計算については

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