天王寺の細工谷は戦前からの町家が比較的多く、狭い路地に建物が密集しており、近年建て替えが進められている地域。
敷地形状に合せ、土地を有効活用させるため、耐震性の高いSE構法にて3階建ての家を計画。

黒で統一した外観に対し、白を基調とした明るい内観。
南北に建物が密着して採光が取れないため、内部を明るく照らす為に3層吹抜け構造としている。
3階部分には天窓とグレーチング床のサンルーム、そこからの光が吹抜けを通り下のリビングまで降り注ぐ。
また吹抜けに面して大きなガラスで区切ることで奥まで明るい部屋にしている。