四季折々の表情を楽しむ和のお家[堺]
まるで高級旅館のような佇まいの住まい。
創り込まれた和のアプローチを潜ると、美しいプロポーションの玄関がおもてなしする。
吹抜けに連なるリビングは、障子越しの和風庭園を感じる、心が温まる落ち着いた空間。
各部屋は全熱交換による全館空調と室内間を室内換気扇による優しい気流が駆け巡る。
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以前のお住まいは、夏は灼熱、冬は底冷えし、結露にも悩まされる環境だったと伺いました。
快適さに欠ける暮らしを改善するため、S様ご家族の住まいづくりは「性能」を最優先に考えることから始まりました。
気密性・断熱性・耐震性を確保し、安心と快適を備えた”確かな土台”を築くこと。それが設計の大前提でした。
性能をしっかりと確保しているからこそ、その先にデザインや暮らし方を考える余裕が生まれる―
―その考えに共感いただき、私たちと一緒に歩みを進めてくださいました。
そしてご家族の想いとして浮かび上がったのは、「旅館のように心からくつろげる家」。
四季折々の表情を見せる庭を中忍に据え、縁側や大開口のLDK、障子越しの柔らかな光を取り入れることで、
自然と一体となる和モダンの住まいを目指しました。
延焼ラインや構造上の制限がある中で、可能な限りの開口を確保するために耐力壁の配置を調整。
障子を袖壁に引込み、開閉時もすっきりと見えるよう細部まで計算を重ねています。
庭を優先した分、LDKはコンパクトにまとめましたが、その分ご家族それぞれの居場所を随所に配置。
奥様のアトリエ兼ライブラリー、娘さんの作品を飾るギャラリー、ご主人のトレーニングルームなど、
多彩な趣味が自然に暮らしと溶け合う設計となりました。
また、自然植栽による日本庭園とも調和も大切に。庭の納まりや高さを一つ一つ検討し、庭を最も美しく切り取れる角度を探りました。
障子に映る植生の影が暮らしに表情を与え、外と内がゆるやかにつながります。
性能とデザインの両輪を大切に、ご家族の理想をかたちにしたS邸。
誠実な対話と技術の積み重ねが、ご家族の日常に安らぎをもたらす住まいとなりました。
この現場の工事中ブログ
1.地鎮祭を執り行いました>>>
2.記念樹の移植と基礎着工>>>
3.上棟いたしました>>>
4.お引渡しさせていただきました>>>
モダンリビング「ML WELCOME Vol.19」に掲載されました!
重量木骨の家サイト紹介
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和みと流れ
四季折々の表情を楽しむ和のお家[堺]の詳細Place 堺市 Age 2022年10月 Construction 重量木骨(SE構法) Floor Space 延べ床面積125㎡ 38坪 断熱性能 UA値0.25[ W/㎡K ] 気密性能 C値 0.40[c㎡/㎡ ] BELS ★★★★★ 施工 つむぐ家 設計 一級建築士:松尾知佳 -
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