こんにちは
【つむぐ家】の鈴木です。
一般の方が疑問に思う住宅のあれこれを解説するコラムです。
今回は『鉄骨造』について解説していきます。
鉄骨造は柱、梁、筋かい等の構造躯体を鋼で造った構造です。
鋼とは鉄に微量の炭素を加えたもので、
硬さとねばり強さの両方を持っていますが、揺れやすく、音が響きやすいといったデメリットもあります。
[構造]
大きく分けて鉄骨造には重量鉄骨造と軽量鉄骨造があります。
・重量鉄骨造
重量鉄骨造は、厚さ6mm以上の鉄骨を構造躯体に使い、3階建て以上の比較的大きな建物に用いられる工法です。
・軽量鉄骨造
軽量鉄骨造の鋼材の厚さは3mm前後です。
2階建て以下の住宅に用いられることが多く、大手ハウスメーカーで多く採用されている構造です。
[耐震性]
鋼は木材に比べて強度が大きく、軽量なため、揺れますが耐震性も高いといえます。
一見矛盾しているように思いますが、
耐震性が高い=揺れない
ではなく、『倒壊しにくい』と考えてください。
[耐久性]
一般的に耐久性に優れ、気候条件等によって異なりますが、
約40年弱位で大規模な修繕が必要と言われています。
なお、高熱に弱く500度を超えると一気に強度が落ちるという欠点や錆びやすいため、耐火処理、防水、防錆処理などの対策が必要です。
[施工性]
工場で加工、現場に搬入し組み立てます。鋼材は品質も一定であることが特長です。
[増改築]
柱と梁を動かさなければ、増改築しやすい工法です。
[設計自由度]
重量鉄骨造は、柱の間隔を木造よりも広くとることができるため、設計自由度は高いといえます。
軽量鉄骨造は、すっきりとした空間が可能ですが、耐力壁が必要となるため、一定の制約がでてきます。
[工事期間]
建築規模や条件によりますが、約0.5年程度です。工場での作業割合が多く、現場での作業が比較的短いといえます。
[建築コスト]
鉄鋼の国際価格に影響を受けやすい工法ですが、通常は在来工法の約1.1~1.2倍程度で、重量鉄骨造に比べて軽量鉄骨造のほうが安価です。
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