こんにちは
【つむぐ家】の鈴木です。
一般の方が疑問に思う住宅のあれこれを解説するコラムです。
今回は「火災保険」について解説していきます。
シロアリは、なんとも単純な生物で、目の前にあるものをとりあえず何でもかじる習性があります。
主に木材を食べると言われていますが、木材だけではなく、断熱材や金属ケーブル等、好き嫌いなしに何でも食べます。
住宅の場合、シロアリは地中を基礎に沿って進み、コンクリートが柔らかい場所を見つけ、そのコンクリートを食べながら進みます。
また、基礎でコンクリートを打ち継いだ場合、打ち継ぎ部分の処理がうまく施されていないと、その継ぎ目からも侵入します。
対策は、家を建てる前、建てた後に気を付けることがあります。
□家を建てるとき
基礎コンクリートはなるべく継ぎ目をなくし、一体として打設をするのが好ましいのですが、建物形状等により打ち継ぎするのであれば、継目部分に十分な処理を施しましょう。
土台や柱など被害の多い場所は、地面から1mくらいの高さまで防蟻処理を行う方が好ましいです。薬剤によっては人体に害を及ぼすものもあるので、よく注意しましょう。床下などには点検ができるように点検口を設け、床下の高さをなるべく確保しましょう。点検により、被害の早期発見、早期駆除につながります。
□通風・換気
建築後の対策としては、余分な湿気を除くことです。シロアリは風と光に弱いので、床下だけでなく住宅全体の風通しを良くしましょう。これはシロアリだけでなく、木を腐らせる『腐朽菌』、カビの発生も防ぐことができます。
シロアリ被害と間違えやすいのが腐朽菌による被害です。風通し、換気を心がけることによって様々な住宅の病気予防になります。
□蟻道
シロアリ被害を発見するには、基礎や床下の木部分に、トンネル状の通路がないかを点検しましょう。もしあった場合、それはシロアリがフンでつくる『蟻道』という通り道である可能性が高いです。
蟻道があるということはつまり、シロアリはどこかしらを食べ、フンをしているということ、つまり被害が発生しているということです。専門業者でもかまいませんが、家を建てた信頼のできる業者さんに相談・依頼し、駆除してもらいましょう。
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