こんにちは
【つむぐ家】の野村です。
一般の方が疑問に思う住宅のあれこれを解説するコラムです。
今回は、「浴槽の設置と材質」について解説していきます。
【浴槽の設置方法】
設置タイプは3種類あり、「埋込タイプ」「半埋込タイプ」「据え置きタイプ」があります。
浴槽から縁までの高さが、「埋込タイプ」は低く高齢者や幼児が転落する恐れがあります。
「半埋込タイプ」は「埋込タイプ」より高くでき、高齢者にもまたぎやすく転落する恐れが少ないです。
「据え置きタイプ」は埋め込まずに置くタイプなので浴槽から縁まで高くなり、またぎにくくなります。浴室も狭く感じます。
【浴槽の材質】
〈FRP〉
ガラス強化繊維プラスチックのことで、「Fiber Reinforced Plastics」の略でFRPといいます。
最近では最も多く使用されている素材で、耐久性に優れていて、低価格でカラーも豊富です。
〈ステンレス〉
金属特有の冷たい肌触りが気になりますが、傷やサビに強くメンテナンスが簡単で、裏面に保温材を使用してるので保温性能も優れています。素材としては安価です。
〈ホーロー〉
鍋などに使用されている素材で、金属の強さとガラスの耐久性があるので錆びないほか、光沢が美しく滑らかな肌触りで保温性も優れています。
しかし、重量があるので2Fなどに設置は難しく、設置する場合は補強が必要です。
〈人工大理石〉
保湿性・耐久性に優れ、天然石にはない均質性と高い強度があり、お手入れが簡単です。
種類が、ポリエステル系とアクリル系等がありますが、かなり高価な素材です。
〈木製〉
保温性が良いのでお湯が冷めにくく、ヒノキなどを使用しているため木の温かみや香りが良い浴槽です。
しかし、手入れが難しく耐久性に難があり、価格も高価です。
ですが、ここ最近では防朽技術が発達し腐りにくくなり、お手入れも簡単に出来る様になったので一般住宅でも使用できるようになっています。
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