子育て世代にとって大変な育児や家事のサポート、そして両親の介護の問題などを考慮して二世帯住宅を検討される方も多いと思います。
生活費や税制面などの経済的利点だけでなく、必要な時に協力し合えたり、または一緒に団らんの時間を過ごすなどのメリットも多いのですが、各家庭のプライバシーや距離感等、解決すべきポイントもあるのが特徴です。
親・子・孫などの多世帯にわたって快適に暮らせ、安心できる住まいにするための、間取り・プラン検討する際の参考にして下さい。
まずはこちら、堺市の2階建ての二世帯住宅。
大きさは44坪で、玄関や駐車場を大きく切り分けられており、道路からのアプローチも別々になっています。
そのため、普段の生活導線が交じることが無いような間取りとなっています。
生活空間は上下に分かれた2階建てで、1階が親世帯、2階を子世帯が利用しています。
それぞれの空間に、キッチン、トイレ、お風呂といった水まわりが独立してあるため、生活する上での干渉はありません。
周囲の住宅街から一歩離れ、道路に長辺が面した横長の敷地で、建物の南面に緑が広がっています。
上下どちらの家からも、南面への眺望と採光を取り入れたプランになってます。
季節を取り込む暮らし 二世帯住宅の実例ページ>>>
そしてもう1件は、大きな屋根を持つ平屋造りの家。コ型に凹ませた建物形状で、各部屋から中庭を通じて明るい光が差し込みます。
玄関は隣接して2つ設け、道路からは同じアプローチを通ってそれぞれの玄関から中へ入ります。
家の中では廊下から扉1枚を隔てて、親世帯と子世帯に分かれています。
こちらもそれぞれ水廻りが独立してあるため、お互いの生活に干渉することなく暮らすことができます。
またコ型のプランで中庭を見れるような計画となっていますが、それぞれの目線が交錯することが無いように配慮されています。
開放感と暮らす 平屋の二世帯住宅の実例ページ>>>
その他の事例では、玄関が1つで、1階と2階でそれぞれの家に分かれているパターンや、別棟のように独立した建物を廊下でつないでいるパターンなど、家族の距離感や関わり方等によってさまざまです。
親子世帯での同居を考え二世帯住宅を検討する場合は、家族間での話し合いを良く行い、日常の生活に支障なく、お互いにサポートし合える関係となれるよう、しっかりと考慮しておきましょう。
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