こんにちは
大阪、奈良の注文住宅【つむぐ家】の田中です。
今回は「ZEHの家はいい家」と誤解してしまっている方への投稿になります
ZEHの家・・・
ここで私がお伝えしたいのは、ZEHの家がすべてダメということではありません。
私の言う「ZEHの家」とは、
ZEHの認定をとる事が前提の家、つまりZEHが目的で建てられた家の事です.。
その「ZEHの家」は相当危険ですよ!(> <) というお話です。
少し前までは一部のハウスメーカーだけが推していましたが、最近はどこもかしこもZEH、ZEH、ZEH、、、、
「ZEHの家は性能が高いから、省エネで光熱費が抑えられて、しかも家中快適!!」
という事を信じてしまう方が続出です。
なぜなら、ダメなのを知っていてZEHの家を大量生産している人は論外ですが、多くの建築士自身が心からZEHっていいよねと思いこんでしまっているからです。悪気がないのは最強です!
最近、「住まいづくり講座」で ”ZEHの深い闇” について分かりやすくお伝えしているので、講座を受けてくださった方は、「うん、うん!」と頷かれていることでしょう(^^)
あなたが「ZEH」の家を建てるのはなぜですか?
「ZEH」がいい理由って何でしょう。一度立ち止まって深く考えてほしいんです。
快適だから?
脱炭素のため?
地球温暖化対策?
光熱費削減?エコ?
補助金?投資?
災害対策?
ZEHの家を建ててはいけない3つの理由
ここでは誰でも分かりやすい重大な理由を2つだけお伝えします。
1つ目は、「隙間だらけの家でもZEHとして認めてあげましょう」
というルールになっている点です。いやいやおかしいでしょ(^_^;)
「隙間だらけの家」は、「穴だらけのバケツ」と同じです。
穴の空いたバケツの中の水を一定に保つためには、ずーっと大量の水を入れ続けないと水を維持できません。
ここでいう水は、家を快適にするためのエネルギーのことです。
このこと一つ取りあげて見ても、
何がエコなの?どこが省エネなの?と疑問になります。
エコでも省エネでも無い時点で、脱炭素でも温暖化対策でも何でも無いことが見えてきます。
2つ目は、「本当は、隣の家の影になり太陽光が屋根にも窓にも当たらなくても、当たるとして考えていいですよ」
というルールになっている点です。これもおかしいでしょ(^_^;)
その家がどれだけエネルギーを節約できるかは、太陽の光と熱に大きく依存していますから、当然ZEHの申請には、エネルギーの計算書を作成することになっています。ただしその中身は、実情とはかけ離れた内容です。家を野原のど真ん中に1軒ポツンと建てたとして計算することになっているので、実際には太陽光で発電できなくても、太陽熱を窓から取り入れられなくても、審査はされない、、、という穴だらけのルール(・・;)
つまり「ZEH目的で建てた家」では先に書いたような、多くの人が抱いている「ZEHの家を建てる理由」のほぼすべてが、実は叶えられないのです。
どうすればいいの?
じゃあどうすればいいかというと、とても簡単なことです。
建築士がZEHの認定をもらうことを目的とせずに、1棟1棟しっかり隙間の無い家が建つように監理し、建築場所の周辺環境の中で、太陽光パネルに太陽の光が実際に当たるかどうか、冬に窓から暖かい直射日光が入ってきて、夏は入って来ないか、真面目に仕事をすることです。
建ててしまう前に、今一度考えてください。
「家」はなぜ建てるのですか?
何のために建てるのでしょうか。
そんな話にご興味のある方は、是非「住まいづくり講座」や「個別相談」へ。
どちらも完全無料で売り込み営業一切ありません。
タダでそんなおいしい話は無い!と疑った良識あるあなたのような方へこそ、是非伝えたいことがたくさんあります。
先人から私達が頂いたように、私達は次の世代へ、この美しい日本の風景を紡いでいかなければなりません。
家を建てる本当の理由を一緒に考えましょう。
あなたはなぜ家をたてますか?
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